7月26日付 情報 Exjade News

ドイツの支払者の観点から輸血依存性MDS患者の医療費を解析
Cost of transfusion-dependent myelodysplastic syndrome (MDS) from a German payer's perspective.

骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、同種幹細胞移植が唯一の根治療法である。このため、生涯にわたる緩和的治療には高い医療費がかかる。ドイツにはMDSの治療費用に関する研究がないことから、本試験では、ドイツにおいて輸血依存性Low/Int-1-リスクのあるMDSの治療費用を、支払者の観点から評価、解析した。7センターにおいて、選択的5q-欠失のある患者、ない患者を含め、Low/Int-1-リスク輸血依存性MDS患者116例を同定した。医療利用データを後方視的に収集するために、過去5年間の請求書データと患者記録を使用した。一般公開されている料金表と報酬体系を適用し、2007年を基準年として、ユーロの年間平均費用を検討した。MDS患者の年間費用は14,883ユーロと推定された。サブグループ解析では、病院治療であるか診療所治療であるかで、治療患者の特徴と予後の差が示された。病院で治療された患者の費用はより高いことが示されたが、その理由は明らかにする必要がある。全体としては、それぞれのサブグループでの年間直接費用は、12,543 (SD 12,967) ユーロから24,957 (SD 36,399)ユーロの範囲であった。両群ともに、5q-欠失のある患者はない患者と比べて、より多くの薬剤を使用した。診療所治療の平均薬剤費は、選択的5q-欠失患者では5,902ユーロ vs 欠失のない患者では3,932 ユーロであった。MDSは、医療施設の利用が多く、医療制度の費用がかかることから、基本的なサービスの詳細な分析が必要である。
Kuhne F,et al.Ann Hematol 2010 Jun 24.[Epub ahead of print]


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